VirtualBox上のLinuxゲストOSのGUIを切る方法

仮想プラットフォームでおなじみのVirtualBoxLinuxを試しに使ってみたいときや開発環境として大胆なことをしたいときに仮想環境を利用する人は多いでしょう。

しかし仮想マシンを動かすと何かとリソースを食ってしまい、貧弱なPC上で利用する場合は厄介です。少しでも軽くするためにまずは割り当てるメモリを減らすのが第一歩でしょうが、そうすれば当然ゲストOSの動作が重くなります。特にGUIのデスクトップ環境を持ったOSをゲストOSとして快適に利用する場合は512MBは割きたいところです。

ならばデスクトップ環境*1をインストールしなければいいのですが、Linuxにまだ慣れていない人や試しに使ってみたい人にとってそれはあまりにも酷です。そこでデスクトップ環境からコンソール画面に切り替えるショートカットキーを使います。OSが立ち上がった状態で「Ctrl + Alt + F1*2」を押せばコンソール画面に切り替わります。デスクトップ環境に戻る場合は「Ctrl + Alt + F7」を押します。

さて、これでLinuxゲストOSのデスクトップ環境切り替えはできるようになりましたが、問題がひとつあります。ホストOSもLinuxの場合です。この場合、Ctrl + Alt + F1を押すとゲストOSではなくホストOSのコンソール画面に切り替わってしまいます。この場合はCtrl + Altの代わりに、VirutalBoxのホストキー*3を押すことで代用できます。

適宜デスクトップ環境を切り替えて、VirtualBoxを快適に利用しましょう。

*1:X Window Systemの事です。

*2:最後のF1はF2〜F6でも構いません。

*3:デフォルトでは右のCtrlキー。